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うつ病とコレステロール

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うつ病とコレステロール

奥村 康(順天堂大学医学部教授)先生によると、「コレステロール値が高いといってコレステロール降下薬を飲まされる。すると、まずいことに鬱になるんですね。非常に多弁だった人が無口になったりする。」

とのこと。

さらに、「帝京大学の精神科の先生とJR東日本が協力して、JR中央線で自殺した人を調べたんです。その結果、九割が五十五〜六十歳で、ほとんどが男だった。それが見事に全員、コレステロール降下薬を飲んでいたという。」とも言われています。

調査対象が少ないのと、調査の経緯が不明なため、うつ病とコレステロール値の間の相関関係が証明されたわけではないのですが、仮説としては十分に成り立つと思います。

私のお客様の中にもコレステロールの高い食事は身体に悪いと思い込まれている人が少なからずおられます。

確かに従来はコレステロール摂取を「1日200mg」に制限すべきであると言われてきましたが、2015年の5月より「健常者にはコレステロール摂取の制限は必要ない」と改められました。

その背景には、食事の内容と血中コレステロール値の相関関係が証明されなかったという事情があります。

もしあなたがうつ病で、コレステロール降下剤を服用していて、しかも低コレステロールの食事をされているのであれば、直ちに専門家に相談してください。

 

しつこいようですが、ほとんどの健康情報は単なる仮説です

もちろんそれに反論する情報も同様に単なる仮説です。

仮説を立て、それを立証していく、という道筋なのですが、仮設の段階であっても自分が納得できれば真実のものとして取り込んでしまうという癖を私たちは持っています。

また、私たち人間は個体差が非常に大きな動物です。

誰かに有効でも、他の誰かには害になる可能性だってあります。

いろいろな情報には、慎重さをもって対処したいですね。

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